宮崎県の口蹄疫、今日の報道では殺処分は18万等頭にのぼるとあります。
こうした報道にあうとテレビを消したくなります。
私が、子どもの頃、どこの家にも牛がいました。農耕牛です。
田起こし、代かきの際、活躍します。仕事をしたときは、麦を蒸したもの特別に与えます。牛にはご馳走だったのでしょう。
仕事が終わると、田んぼからうれしそうにいちもくさんに帰ります。
牛の目は真っ黒で大きくやさしさであふれています。
草をおいしそうにたべます。大きな舌は、ざらざらして手などなめられると「うひゃー」という感じでした。
その牛も期間が来ると小牛と交換します。牛小屋を出て博労に引っ張られて行くとき、「行かない」と頑張る姿を見るなど、悲しい思いでもあります。
義父の家には、乳牛がいました。子牛が生まれる時にも立ち会ったこともあります。
小牛を生んだ直後、母牛にビール大ビンを口にあて一気に飲ますのです。
目を白黒させながらゴクゴクと飲み干します。
「ご苦労さん」頭をなでてやるのです。
そんな牛が18万頭も殺処分と聴くと、耐えられない気持ちになります。
コメント