しんぶん赤旗によれば、世界銀行は15日、小麦、トウモロコシ、米など食料品価格の動向を発表しています。
それによると、全体の食料品の価格は、2010年10月から11年1月までの間に15%上昇したとあります。
穀物の中では、小麦が最も高い伸びを示し、半年で2倍以上となっています。トウモロコシは73%、砂糖や食用油も急上昇。この食料高騰で最貧層は、4400万人増え「価格が危険水準へ」とあります。
価格上昇の原因は、天候不順と一部の輸出制限による供給減や需要の増加が影響しているとあります。
日銀の発表では、高騰の背景に投機マネーの流入と指摘しています。
民主党菅政権はTPP参加を検討しているがこうした面からも日本農業を守ることが強く要請されているのです。
白井です。菅政府がTPP参加を進めるのは、実に許しがたいですね。TPPは初め小国4国で始められた自由貿易協定(TPP4)にアジアの国も参加する意向を示し、その段になって、アジアにおいて中国を警戒するアメリカが、「アメリカ抜きのアジアでの協議を許さない」として入り込んできたのが、現在のTPPですね。日経が書いていますね(2010.12.5)。「TPP4の部外者だったアメリカが乗り込んできて、大国主導の外交戦略装置に化けた。」と。昨日も、近くで勉強会しました。
投稿情報: 白井浩子 | 2011/02/19 02:27
米国は、地球上のどこにも軍事、経済、外交で介入するのですね。
投稿情報: 田儀 公夫 | 2011/02/19 22:07