新聞報道によると、中央防災会議の専門調査会は、被害想定をする地震や津波の規模ついて、千年に一度の最大クラスまで広げるなどの中間報告をまとめたとあります。根本的な転換を打ち出したのは、平安時代に東北地方を襲った貞観地震(869年)の研究成果を生かせなかったとあります。この認識は、不十分のようにおもわれますが。
その記事の中に、東海、東南海、南海の3地震が連動して起きた宝永地震(M8・6 1707)では東海、九州で最大20㍍以上の津波が襲ったとみられるとあります。
また、岡村高知大学教授は、「2000年前には宝永地震以上の津波があったのは間違いない」2000年前の地層から宝永に比べ2・5倍(50㎝)の津波堆積物が見つかったとあります。
想定規模はM9にひきあげるべきと研究者の声を載せています。
「防災」に掛かる費用から逆算してしまう虞があるので、「中央防災会議」が「地震や津波の規模」を考えるのは、おかしいと思います。
地震や地質などの第三者的な学者に歴史的理論的検討をしてもらって、それを与件として、どこまで守るのかという「防災」を考えるべきだろうと思います。
投稿情報: 名無し | 2011/06/27 23:31