倉敷市消防局は、今日、開かれた市民環境委員会の中で、岡山県と倉敷市が共同で行った水島コンビナート事業所への「地震対策アンケート」結果について発表しました。
アンケート目的は、東日本大震災を踏まえて水島コンビナート地区の主要31事業所を対象とした地震対策の現状を把握するためとしています。
アンケート結果
① 地震計を設置しているか はい:22 いいえ:9
風向・風速計を設置しているか はい:24 いいえ:7
② 震度6(弱)の地震動で危険物・高圧ガス施設等の機器や配管が破損すると考えているか はい:11
いいえ:11 未検討:9
③ 震度6(弱)の地震動に伴う液状化で危険物・高圧ガス施設等の機器や配管が破損すると考えているか
はい:12 いいえ:8 未検討:11
④ 津波による設備の浸水対策は考慮しているか はい:8 いいえ:23 津波に備えて護岸を補強しているか はい:6 いいえ:13 護岸なし:12
⑤ 東日本大震災を受けて津波避難計画の見直しを実施したか はい:6 いいえ:25
などとなっています。
今後の方針では、アンケートにより判明した各事業所の現状及び課題を踏まえ、ソフト・ハードの両面から今後の岡山県石油コンビナート等防災計画の見直し作業を進めるとしました。
①広島で地震がありましたが、地震の少ない岡山では備えが疎かになるようですね。
広島県の沿岸部の対策と比べて引けを取るのでしょうか。
②> アンケートにより判明した各事業所の現状及び課題を踏まえ、ソフト・ハードの両面から今後の岡山県石油コンビナート等防災計画の見直し作業を進める
とのことですから、詳細に調査されるのでしょうが、どの程度の被害を想定しているのか見えませんね。
③> ② 震度6(弱)の地震動で危険物・高圧ガス施設等の機器や配管が破損すると考えているか
> ③ 震度6(弱)の地震動に伴う液状化で危険物・高圧ガス施設等の機器や配管が破損すると考えているか
「震度6(弱)」で「岡山県石油コンビナート等防災計画の見直し作業を進める」のでしょうか。
それで足りるのでしょうか。
投稿情報: 名無し | 2011/11/26 01:46
「媒染剤(ばいせんざい)
染料と薬剤とを科学的に結合させて、繊維に色を染めることを媒染という。植物染料に用いる場合は、発色や固着させるために行う場合がほとんど。そのために使うものが媒染剤。植物性染料には藁や籾殻などの、灰汁、石灰、明礬、酢土などが用いられる。また、欽分を多く含んだ泥染は久米島紬の伝統的な焦茶色の織物に行われる。サルトルイバラと車輪梅で染めたあと、泥染をする。」
宮古島織物紀行>用語解説
http://www.miyakojima.cc/page7.htm
投稿情報: 参考 | 2011/11/27 06:42
消防局あるいは倉敷市は事業所が確りと有効な対策を採るよう行政指導しないと重大な事故を招くことを示す教訓があります。
「東京電力の元幹部の証言からは、国の検査をクリアすることやコスト削減という目の前の課題にとらわれ、深刻な事故を防ぐための十分な対策が、取られなくなっていった実態が浮かび上がっています。」
東電元幹部 事故の背景を証言 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111203/k10014378341000.html
安全対策を怠れば危険と費用負担を顕在化すべきですから、危険が存置している間は、災害・事故の補償を担保するための引当金を積むなどの会計からの規律が必要なのだと思います。
投稿情報: 名無し | 2011/12/03 09:58