上の写真は先日載せた「無用の長物柳井原貯水池」への取水樋門です。明治から大正年間にかけて高梁川一川への大改修事に農業用水確保の方針で建設された柳井原貯水池は見事なほど失敗の公共事業でした。
いまは、繁る春草におおわれ、放置されたその残がいが静に公共事業のあり方を問うているようにみえます。 この構造物は柳井原貯水池から高梁川上流3676mの地点、高梁川と新本川の合流点、導流堤の一番下部分にあります。
この下に管道1,36mのパイプが埋まり、新本川を横切り(この部分は鋼鉄管が河底に埋設)右岸の河川敷には鉄筋コンクリート管が貯水池までつながっていたのです。
いまでは、堤防上から確認することは出来ませんが、新本川を横切る、鋼鉄管を一部確認できます。下の写真です。
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