倉敷市立幼稚園教育研究協議会は、市立幼稚園の統廃合の基準について吉田教育長に答申しています。
それに、よりますと「4・5歳児を合わせた園児が、30人に満たない集団で3年以上継続し、以後3年間の推計でも園児数の大幅な増加が見込めない場合は近隣の園と統合する」となっています。
その中で、基準に該当する幼稚園は9幼稚園で、吸収合併した船穂町では柳井原、中新田幼稚園、同じく真備町の二万、呉妹幼稚園、後は玉島や児島の周辺部の幼稚園です。
私は、今議会で、「もともと合併した町は農村地区で少人数でやってきたもの、地域の声、まちづくりの上から公共施設は重視されなければならない」と幼稚園の統廃合に慎重さをもとめました。
吉田教育長の答弁は「小規模園においては、友達が固定化、交友関係や遊びに深まりがなく、精神的なたくましさや主体性が育ちにくい、地元と協議しながら慎重に進める」としました。
私は30人の基準以下では精神的なたくましさや主体性が育たないとは思いません。
①「小規模園においては、友達が固定化、交友関係や遊びに深まりがなく、精神的なたくましさや主体性が育ちにくい」から「市立幼稚園の統廃合」が発議されたのでしょうか。
②「「4・5歳児を合わせた園児が、30人に満たない集団で3年以上継続し、以後3年間の推計でも園児数の大幅な増加が見込めない場合」を「小規模園」とする研究などの根拠が示されているのでしょうか。
③幼児の通園の負担や保護者による送迎の難儀についてどんな考慮がなされたのでしょうか。
④幼児は児童と比べて手間が掛かります。少人数教育が求められるのに逆行しないのでしょうか。
⑤「吉田教育長の答弁」する「地元と協議しながら慎重に進める」とは、協議さえすれば慎重に進めたことになると言っていないのか。
⑥当たり前の生活ができなくなって、倉敷市内に過疎地を増やす施策の一つとなるのではないか。
子どもを大切にするはずの倉敷市長の施策と整合性があるのか、疑問です。
投稿情報: 名無し | 2010/09/20 22:27