JX水島製油所A工場
私たち、共産党県・市議団は、合同でばいじん濃度虚偽記載事件でJX水島製油所に調査に入りました。
JX社側からは、松岡純司所長、お二人の副所長をはじめ10人の職員が応対されました。
松岡所長は、「今般の不祥事により、関係する多くの皆様方にたいしまして、多大なご迷惑をおかけしたこと、深くお詫びします。自体の重大さを真摯に受け止め、二度とこのことがないよう法令等遵守を徹底し、再発防止に努めていきます」と述べ、今事件の原因をあきらかにし、三つの再発防止対策をあげました。
①環境測定に関する要領はすみやかに見直します。
②要領を変更する際は、所内関係グループを交えて審査します。
③社員への教育によって、法令・協定に関する理解を深めます。
としました。
そして、「ばいじん濃度測定を行っていなかった49基中(都市ガス・LPガス相当するガスを燃料にしている)、現在使用している7基を除いた42基についてばいじん濃度を測定、その結果管理基準以下であることを確認した。
その他、重油を燃料としている8基については、法令どうりばいじん濃度を測定しており、いずれも管理基準以下を維持している」と述べました。
その後、現場でばいじん施設や、ばいじん濃度調査のための試料採取の方法を聞きました。
この調査の冒頭、田辺昭夫市議団団長が、「ばいじん濃度虚偽記載への抗議と確実な再発防止対策を強く求める」申し入れを読み上げ、松岡所長に申し入れ文書を手渡しました。
それに対し、上述の内容を松岡所長が答えたものです。
虚偽が行われる、ということ自体、ほんとうに許しがたいですね。
データの報告には、方法もともに示す、ということが大事だと思います。「これこれこうやって測定したからこの値なのだ」と、報告すべきではないでしょうか。
論文もそうです、頭ごなしに「このデータを信じろ」というのではないのです。「このデータは、以下のやり方・方法で得たものです」と必ず添えます。論文と言っても、日常の暮らしのなかのやり取りんの常識と同じです。
投稿情報: 白井浩子 | 2011/02/27 11:36
そうですね。
化学実験をした大昔を思い出しました。目的、方法、使った実験材料・器具そして考察を加えました。
目視を目視と書けば、行政も見抜けたかも、しかし、目視から具体的に0,001グラム/N立法㍍と書かれた訳ですから、測定や測定過程を確認すべきだったでしょう。
投稿情報: 田儀 公夫 | 2011/02/27 17:59
もちろん、そうです。県や市は監視する義務を、法律的に負っているのですからね。企業側が申し出なくても、確認すべきですね。
住民の受けた被害を重く受け止めているのだろうか。信頼が崩れたのは嫌ですね。
投稿情報: 白井浩子 | 2011/02/27 22:04