今日、市議会市民環境委員会は、ばいじん濃度虚偽記載、あるいは、未測定さらに、ばい煙発生施設未届け問題を30年~40年間も続け、このたび発覚したJX日鉱日石エネルギー(株)水島製油所、三菱自動車工業(株)水島製作所、JFEケミカル(株)西日本製造所倉敷工場を視察しました。
視察目的は、大気汚染防止法等にかかわる不適正事案の事業者を視察し、その現状についての調査、とくに改善計画書について調査しました。
各事業所は、環境業務のチェック体制の強化、事業所内の教育、監査の強化など再発防止対策をあげています。
未測定、未届け問題などは、41年間も続いたことになっていますが、どこかの局面で気がついたはずと、思うのです。従って未測定、未届け問題は、全体が虚偽でなかったのかという印象を拭えません。
半世紀近くも気が付かないのは、構造的な欠陥を持つもので、抜本的な見直しが求められます。
企業も自治体も同様です。各々の組織にチェック体制の確立、事業体と自治体は、なれ合いでなく、法や協定が守られているか牽制関係でなければなりません。
自治体のチェック機能は、実態把握を担保するものでなければなりません。
この問題は、施設の技術的な問題ではなく、喘息や気管支炎で苦しみ市民の命に関わった問題なのです。
法律や約束を守らなかった会社からは、毎年、代表者が署名捺印した詳細な報告書を取る必要がありますね。
投稿情報: 名無し | 2011/04/25 23:32
煤塵問題は、しっかり追求していただきたいです。
先日、みずしまの方々と交流しました。(出前上映会、です。)
その中に、公害認定の期間の打ち切り後に発症した方があり、行政の理不尽さを思いました。
患者が無限に増えるわけではないのですし、十分な補償があるべきだと思います。
「福祉の経費節減を心がける」という行政の姿勢は本来の政治の意味をはずしていますね。
今、読んでいる教育学の本に、次がありました。
――政治とは…権謀術策など普通のにんげんにとっていやらしい方法を行使するものという感じの受けとめも… しかし。もっとも本質的な「政治」とは、人間が自己を実現していくためのもっとも包括的で基本的で根源的な方法なのです。――と。佐貫浩さんです。
投稿情報: 白井浩子 | 2011/04/27 21:49