倉敷国家石油ガス備蓄基地を視察しました。

 

今日、共産党市議団は、水島コンビナートＢ地区ＪＸ社地下１８０㍍に建設中の国家石油ガス備蓄倉敷基地を視察し、その安全性で調査しました。
その大きさは、幅１８㍍、高さ２４㍍の卵型断面、長さ４９７㍍から６４０㍍のものが４列になっています。
備蓄量は４０万トン、常温高圧貯蔵、水封式地下岩盤貯蔵とあり、圧力を掛け、液状で備蓄します。
水で１４気圧の圧力、比重の重い水は底に貯まる一日数千トンとあり排水。このバランスが常時確保されなければなりません。管理は大変です。
南海地震、８・６Ｍ、２－３㍍の津波に耐えられると説明がありました。
しかし、東大震災にみられるように９Ｍに耐えられるものでなくてはなりません。
想定外はありません。

Comments

[投稿情報: 名無し]

平常時でも誤操作の心配があるだろうし、深～い地下の設備だけに閉じていたら地震に強くても、地上にも設備があって、船から地上へ、そして地下へとを結んでいたら、弱点がありそうです。
プロパンは空気より重く、漏れたら始末が悪い。

福島原発事故では避難が後手に回ったが、地域の避難計画があるのだろうか。
避難が可能なのだろうか。
事故の想定や被害予測があるのだろうか。

[投稿情報: 名無し]

分かり易く解説してくれています。

「■水封方式
　水封方式とは地下水圧により高圧状態のＬＰＧを岩盤内に封じ込める方式です。プロパンガスを液体の状態で岩盤内に貯蔵するためには常温（２０℃）で０.９７MPa以上の圧力が必要となります。高圧のガスは閉じ込められた貯槽から岩盤内の亀裂を伝い、外部に流れ出ようとします。本方式では漏気しようとする圧力より高い地下水圧によって漏洩を防止します（図－３）。
　水封方式が成立するためには所定の地下水圧を維持することが重要です。しかし、掘削によって地下水はトンネル内部に湧水となって染み出し、地下水位が低下します。この地下水低下を防止するために貯槽周囲に水封ボーリング孔の配置と、掘削時の止水グラウトが行われます。水封ボーリングは地上からの高低差を利用して高圧の水を地山へ注入し、地下水位の低下を防ぎます。貯槽内に染み出した地下水は排出されます。
　国内では水封方式は液体（石油）の貯蔵用として菊間（ET６６号参照）等で実績がありますが、常温で気体である可燃性ガスに適用されるのは初めてです。」
石油ガス国家備蓄 波方基地 地下１５０ｍにおけるＬＰＧ水封式岩盤貯槽
http://www.konoike.co.jp/et/425/425_1.html

[投稿情報: 三宅勤]

「東大震災にみられるように９Ｍに耐えられるものでなくてはなりません」とあります。

こんな言い方では何故か、心に迫らない。いっそうのこと、「10Ｍに耐えられるものでなくてはなりません」と言えばよいのに。

[投稿情報: 参考]

調べてから書かないと馬鹿にされる。

「マグニチュード 9.5」
「Mw9.5: チリ地震 (1960年)
これ以上の規模の地震は実測でも地質調査でも発見されていない。」
マグニチュード - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/マグニチュード#.E3.83.9E.E3.82.B0.E3.83.8B.E3.83.81.E3.83.A5.E3.83.BC.E3.83.89.E3.81.AE.E5.A4.A7.E5.B0.8F.E3.81.A8.E8.A2.AB.E5.AE.B3

[投稿情報: 三宅勤]

「Mw9.5: チリ地震 (1960年)
これ以上の規模の地震は実測でも地質調査でも発見されていない」とあります。私は不勉強ですが、1960まではそうでしょうが、これからもそうなんですか。

[投稿情報: 名無し]

新聞を読まない人もいるんだねー（笑）
「政府の中央防災会議（内閣府）」が「マグニチュード（Ｍ）９クラスの大規模地震を想定」すると言っているのに、既定方針通り工事を進めているのがおかしい、と言っているのが分からないようだ。

「政府の中央防災会議（内閣府）が、東日本大震災と同規模の被害が懸念されている「東海・東南海・南海」地震について今月中にも、平成１５年に公表した被害想定の見直しにかかることが３日、分かった。これまでは震源域を静岡県沖から高知県の足摺岬沖までの約６００キロの周辺域としていたが、新たに九州・日向灘沖まで１５０キロ程度延長・拡大。マグニチュード（Ｍ）９クラスの大規模地震を想定し、津波や高層建築物に影響がある長周期地震動対策に焦点をあてる。１年後をめどにまとめる方針。」
東海・東南海・南海地震の被害想定見直し 中央防災会議 震源域拡大へ＋（1/2ページ） - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110504/dst11050402010002-n1.htm

[投稿情報: 名無し]

> 私は不勉強ですが、1960まではそうでしょうが、

あのー、紹介されているページの右上の「履歴表示」を開くとですね、この「Wikipedia」は頻繁に更新されていますから、示されているのが現時点での世界記録だとされているのでしょう。

> これからもそうなんですか。

「不勉強」はそうかもしれませんが、「これから」記録を絶対に上回らないとまでは言えないにしても、「10Ｍ」を考えるのは市議にとって「想定外」だったでしょうし、私もです（笑）