今日のしんぶん赤旗の「潮流」がおもしろい。芭蕉が奥の細道の旅で中尊寺に着いたのが元禄2年5月13日、今の暦で1689年6月29日だそうです。「五月雨の降り残してや光堂」金色堂を謳ったものです。
時代は下り、1942年、歌人の北原白秋が中尊寺に泊まっているとあります。同行していた歌人、白秋の弟子、岩間正男とあります。岩間正男は、歌人であり、戦後、日本共産党の参院議員を務めます。
1949年、岩間は再び金色堂を訪れます。前回訪れた時と比して、その荒れように驚き、政府に一貫して保存を求めます。1960年代、中尊寺の修復が実現します。
中尊寺の今東光貫主から岩間さんに感謝状が届いたとあります。かっての岩間さん、「生くそ坊主」の今東光氏のありし日の「大法螺」を思い出します。
中尊寺は先日、世界遺産に登録されました。
今日は、6月30日、奥の細道にも、くちなしの花が咲いていたでしょうか。
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