昨日の関東電化(株)水島工業の漏洩事故、今日の報道では「配管が破損、硫酸が霧状に飛散」「400~500リットルが噴出」「作業中のUさん重体」とあります。人命に関わる重大事故となっています。
迅速な原因究明が必要です。
岡山県、2010年度の児童の虐待相談が最多となったあります。県全体で寄せられた児童虐待に関する相談は1069件で、県が統計を取り始めた1998年度の9倍で過去最多とあります。
それによりますと、県の3児童相談所の受けた虐待の内容は、ネグレクト(育児放棄)が527件、全体の69,2%、暴力をふるうが118件で2番目になっています。主な虐待者は実母が74,3%、実父が21%ととあります。
児童相談所の児童福祉司・専門職採用・児童福祉施設の改善・一時保護所の拡充などの条件整備、保護者に対する支援が必要。
児童虐待の背景には家庭がおかれている困難な状況があるとされ、孤立無援でゆとりのない心境にある保護者が、高まった緊張をより弱い立場の子どもに爆発させるとき、児童虐待になると指摘されています。
虐待はどんな家庭でも起こりうるといっても過言でないとあります。
共産党は、虐待防止を特定の家族の問題という冷ややかな見方でなく、社会全体での取り組みを主張しています。
追い詰められた状態では、投げやりになりがちだ。
「児童相談」を児童相談だけでなく家庭の生活相談まで広げないと子どもの健全な成長が保障されない。
重大化する前に、相談・援助の中で、世間に知られていない活用できる有用な社会的資源を見つけて利用し、解決の糸口にしてもらいたい。
投稿情報: 名無し | 2011/08/01 22:10
知人が阪大で社会学分野にいまして、犯罪の背後事情を調べています。
個別の例において、できるだけ直接当事者に会い、事情を調査しています。
メディアが犯人とだけ書き、読者に「鬼のような」犯罪者、と受け取られるような多くのケースにおいて、貧困などの事情があるとのことです。このような事情が読者に知られないのでは、事件に関する読者の理解が偏ると思われます。メディアの態度というものも考えさせられますね。
投稿情報: 白井浩子 | 2011/08/01 23:45
被害者学が研究されていますが、「犯罪心理学」だけでなく白井先生が紹介された方がやられている「加害者学」をもっと研究すべきですね。
そうしなければ、同じような犯罪が再生産され続けます。
処罰だけでは解決しません。
被害者学 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/被害者学
投稿情報: 名無し | 2011/08/02 00:05