この風景は倉敷市児島下津井、瀬戸内の島、穏やかな瀬戸内海を描いています。
いま、この絵は倉敷市議会議長室に飾られています。画家阿藤秀一郎の作品です。
寄付者は荻野毅氏とあります。没後40周年になるそうです。
洋画家阿藤秀一郎(1888~1972)は浅口市鴨方町の出身で、阿藤伯海漢学者とは6歳上のいとこにあたります。
阿藤秀一郎画家は京都の関西美術院を経て東京の川端画学校で学び、藤島武二に師事、フランスに留学、帰国後、東北、北陸地方を中心に制作、晩年は下津井に住み県内の風景を多く描いたとあります。
阿藤秀一郎の生家は、阿藤伯海を顕彰した阿藤伯海記念公園の北に位置しています。
今は、竹林となってゆっくりと時を刻んでいます。
時は流れるにしても寂しい気持ちがするものです。
円空を思い出しました。
「阿藤は家を長く空けることも多かった。放浪癖があったと言えるだろう。青森、秋田、北陸など、思い立てばすぐに絵を描きに出かけた。お金に余裕があったわけではけっしてない。各地に馴染みがいて、宿と食事の世話を受けていたようだ。旅館であったり、酒屋であったり、あるいは地元の名士であったり。その代わり、阿藤は現地で描いた絵をそこに残して、次の土地へと移っていくのだった。」
ある画家の生涯 Krash Japan クラッシュジャパン
http://www.krashjapan.com/v6/mystery/index05.html
「円空は生涯に12万体の仏像を彫ったと伝えられる。現存するものでも5000体を超える。 円空仏は全国に所在し、北は北海道・青森、南は三重県、奈良県までおよぶ。」
「円空仏はデザインが簡素化されており、ゴツゴツとした野性味に溢れながらも不可思議な微笑をたたえていることが特徴」
円空 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/円空
投稿情報: 名無し | 2012/05/24 19:28