10月20日、市教育委員会は、平成18年度から小中全校に導入した二学期制を検証して行くとしています。
二学期制に対する現場の意見、学校長の聞き取り調査によりますと、
① 肯定的意見
・ 学校行事、指導計画、通知表の評価内容など、様々な教育活動等の見直しが進み、中・長期的な計画をもとに教育課程を組むことができるようになった。
・ 長いスパーンで個々の子どもの評価をすることができ、評価の精度が高まると同時に、評価結果を指導に生かすことができるようになってきている等。
② 否定的意見
・ 中学校体育連盟の試合が、全県的に三学期にあわせて実施されるので、日程の不都合が生じ、学校行事等の実施計画を立てることが困難である。
・ 二学期制は、前期後期に区切りを付けにくく、意識の切り替えが難しい。また、季節感を感じ取りにくい等。
今後の二学期制
倉敷市において平成18年度に二学期制が導入されて。今年度末において5年が経過する。5年経過した平成23年度の早い時期、「二学期制を考える」(仮称)を立ちあげて、保護者・教職員・児童生徒の声を取り入れながら、今後の二学期制の方向性について検討する。
23年度中に方向性を決定し、24年度から「二学期制を考える会」の意見を実現していくとしています。
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