1月26日から28日まで、市役所展示ホールで「中国残留邦人のくらしは今」ー宗景正 写真展が開かれています。帰国者家族開拓団として入植、終戦、逃避行、一家・集団離散、匪賊に襲われる、集団自決、酷寒の中で餓死、病死、歩けなくなった小さな姉・弟の真っ赤に染まった服、狼に食べられた!やさしい養母に恵まれた幸せ、思わず胸が詰まります。
先に、かろうじて帰国した父、姉、弟、その後、姉そして父が亡くなる、父は、兄に中国人に預けた私(当時3才)の耳の後ろのほくろを頼りに私(妹)を迎えに行くよう遺言、何という現実、これほど惨いこと、まさに生き地獄です。
「自分たちは三度祖国に捨てられた」この言葉は印象的でした。
それにしても「祖国」の対応は余りにも冷たく人としての尊厳を見ることはできません。
多くの方に見てもらいたいものです。特に、いまのマスコミの中国の報道スタンスに疑問、こうした報道者にこそ見てもらいたいと感じました。
2011.1.29(もう、30ですね)
中国残留邦人の写真展、同感です。皆さんを思いやって写真の前を動けなくなりますね。大森さんが、3回目に優しい養父母にめぐり合い、今は高齢になられたそのお母さんを「自分の力の限り、大事にしてあげたい」ということ、泣いてしまいました。大変な中にあっても、嬉しく思い感謝することができる人間に、感激するのです。
『花の夢』の映画での、貞子さんも、印象深かったことを問われて、満州の野原、そこに咲き乱れる野の花々の美しさを挙げたときも、泣いてしまいました。大変なことだらけの思い出の中から、嬉しいことを挙げることができるのです。
人間て、いいことを求めずにはいられない、求められるのですよね。それを享受できるように誰にも条件を整えるのが政治ですよね。
投稿情報: 白井浩子 | 2011/01/30 00:30
あの満州の原野にも、春になると、草花が咲き乱れたのですね。
今日は、映画アンダンテを見ました。やはり、涙がにじみます。
涙、最近、連続です。
先が短いのでしょうか?
投稿情報: 田儀 公夫 | 2011/01/30 20:39