今朝、G7緊急電話会議で為替の安定のため協調介入も辞さないことを確認したとの報道です。
しかし、17時の為替市場は1ドル77円の後半です。先日の単独介入の効果は一時的です。
大手自動社会社の役員はこれではやっていけないと嘆いています。
昨日のNHK討論で、笠井共産党衆院議員は、円高の背景には「日本政府が金融自由化を進めるばかりで、投機マネーそのものを規制する手だてを打ってこなかった問題がある」と述べ為替投機規制の必要性をあげました。
さらに、「ごく少数の輸出大企業が労働者と中小企業の犠牲の上に果てしないコスト削減を進めて「国際競争力」を強め、それがあらたな円高を呼ぶという「円高体質の悪循環」がつくりだされてきたと指摘。国民の暮らしを応援すし内需拡大への方向転換」を求めています。
もう一つのニュースは、これから2年間、米の先物取引を試験的におこなうというものです。
これは、日本の主食の米を投機の対象にするものです。将来的には、いまでも稲作農家の受け取り価格は生産費の6割程度に落ち込んでいる生産者米価をさらに低めることが心配されています。
米の先物取引は中止されるべきです。
大企業の経営者に厳しく、労働者や農家に優しくすれば、為替レートは正常化する。
これは間違いない。
大企業の経営者と大資産家の利益と安穏のために、経済が歪(ゆが)んでいる。
投稿情報: 名無し | 2011/08/09 00:25