水島地区石油コンビナート総合防災訓練が三菱ガス化学(株)水島工場でおこなわれました。
主催は、岡山県石油コンビナート防災本部です。
この訓練は、3・11の教訓から東海・東南海・南海地震の3連動地震を想定した訓練とありました。
14時、地震発生です。
14時15分、漏洩危険物に引火し火災が発生。
14時30分過ぎ、消防現地本部長に変わり、駆けつけ到着した倉敷市消防局長が指揮をとります。
横に本部の旗を立て、防護服を身につけた消防局幹部団が床机の前に次々と指示をだす姿は、頼もしいものです。市民の命、財産、安全をまもる姿は凛々しいものです。
それは、中世の戦場で、馬印の旗を立て戦況を聞きながら指示を与える武将の姿にも似たものを想起させるものでした。まさに、災害現場は「戦場」です。それだけに瞬時に正しい判断が求められます。集団の力、個人の高い専門能力が求められます。
各々の部署でしっかりその役割を果たす総力戦です。
幸いにも、15時鎮火です。
3連動予想されるマグニチュード9規模ともなれば発災は、コンビナート災害は一カ所とは限りません。
市民の住む市街地にも災害が発生することが予想されます。そうした複数への災害対応訓練はどのようなものでしょう。危険物、毒ガス漏洩の場合、近隣住宅地の市民への避難誘導訓練など立体的、総合的な防災訓練も必要のように感じます。
なによりも、実際には災害の種類、場所は想定されていません。
> 複数への災害対応
阪神淡路大震災では、各地で火の手が上がり、水が出ず、どうしょうもなかったですね。
消防署職員が定員割れしていて人手が足りないのに、コンビナートで大規模な火災が起きたら、多くを投じなければならず、住宅地での消火・救助が滞るでしょうね。
倉敷市は用水が市内を縦横に走っていますが、大震災時に水道が止まった場合、高梁川などから取水して流すなどするのでしょうか。
話は逸れますが、津波や火災ではいくら自宅に備蓄しても間に合いません。
東北では腹を空かしたそうで、大震災時の食糧や飲料水の補給は、大丈夫なのでしょうか。
どの程度の想定と計画があるのでしょうか。
投稿情報: 名無し | 2011/11/11 23:27
> 縦横に走って
縦横に流れて
に訂正します。
投稿情報: 名無し | 2011/11/11 23:28
3.11規模の地震がこの地域を襲うことを想像すると身の毛もよだちます。特に水島の化学工場等では有害な化学薬品が老朽化した施設より流れ出し周りにガスを発生させ、その地域の人々に甚大な被害が出ると思います。その時消防はそこまで行くことが出来るんでしょうか、水島から塩生の方へ走っていると(毒)のマークのついたタンクローリーがいっぱい走っています、積載表示は「苛性ソーダ」や「濃硫酸」です、事故でそれらが混ざることなど想像したくもありません。幸いなことにまだ地震はおきていません、今のうちに訓練を行いコンビナートもしっかりメンテナンスしておく事、そして住民の避難指示も最速で的確な指示がだせるよう行政も訓練やシュミレーションをしっかり行っておくべきです。福島のように多量の放射性物質が流れている風下にわざわざ避難させて被爆させるような事は絶対にしないようにしてください、もっとも硫化水素が発生していたら化学兵器を使用したのとおなじですから。
投稿情報: おじさんA | 2011/11/12 20:11