私は、百日紅の花が咲き出すと、子どもの頃父に連れられて行った父の古里、島根県の田舎を思い出すのです。家には、大きな杉の木があり、百日紅の花が咲いていた光景を何故か思い出します。
昨日のしんぶん赤旗の潮流に、「子どもの心を幸せいっぱいにしたあの甘酸っぱいみずみずしさヤマモモ」の記事が出ています。ヤマモモの木はかつお節を乾かす燃料に、かつお節が赤みを帯び、香りがよくなる、また、地引網の染料にも使ったと、ヤマモモの木の効用が書かれています。
今日、議会報告配布途中、ヤマモモの実を見つけました。なつかしい味覚でした。
私が育った家の西側には子ども3人ぐらいが手のつなげられる幹まわりのヤマモモの木があり、いっぱい実をつけたものです。その老木、幹の中は、空洞になっていたのか数年も前の台風で倒れています。
ヤマモモは、ラジオ世代、なにもなかったなつかしい少年時代の味覚なのです。
昔の子供と今の子供と、どちらが充実した生活を送っているのでしょう。
実のある経験をしているでしょうか。
投稿情報: 名無し | 2011/07/16 00:24
> 百日紅
さるすべりが、さだまさしの『解夏』に出てきます。
失明と「解夏」を重ねないといけない社会、伴侶を得なければ生活設計が描けない社会、見えなくなるだけでは済まない福祉が行き渡らない社会。
解夏 とは - コトバンク
http://kotobank.jp/word/解夏
投稿情報: 名無し | 2011/07/16 01:51
誘われました。
一海さんの訳・寸評が的確で、気持ちがいいのです。
ーー(一海知義『漢詩1日一首夏』の16頁)ーー
「さるすべり」 楊万里
路旁野店両三家
清曉無湯況有茶
道是渠儂不好事
青瓷瓶挿紫薇花
渠儂 きょのう 三人称
我儂 がのう 一人称
じ儂 じのう 二人称 初字はニ イ(ニイハオの)
紫薇花 しびのはな
=さるすべり 百日紅
=猴郎達樹(こうろうたつじゅ)
「皮無ければ猿の捷(はし)る能ざる」
道ばたにならぶ茶店、二、三軒。
すがすがしい早朝。
白湯(さゆ)の用意もないのだから、
まして茶を出してくれるはずもない。
いくら明け方とはいえ、白湯の用意もない茶店、
その主人は、よほど没趣味な、野暮な男かといえば、さにあらず。
清楚な青磁の壺に活けられた、まっかな百日紅。
田舎茶店のおやじだなどと、さげすんではいけない。
ーー(一海知義『漢詩1日一首夏』の16頁)ーー
投稿情報: 白井浩子 | 2011/07/17 01:09
ありがとうございます。
解夏や紫薇花知らない言葉でした。漢詩はいいですね。
よくNHKでやっていました。
響きが良いですね。言葉にムダがなく。
投稿情報: 田儀 公夫 | 2011/07/17 08:23